嫌なことがあったとき、なかなか気持ちを切り替えられずに引きずってしまう。
そういう自分を「メンタルが弱いから」だと思っていませんか。
実は、気持ちの切り替えの早さは「心の強さ」や「性格の良し悪し」の差ではなく、感情の受け止め方・処理の仕方の差だという考え方があります。
今回は、切り替えが早い人がやっていることを3つに整理してみます。
①感情を、一度きちんと感じきる
意外かもしれませんが、切り替えが早い人は感情に蓋をしていません。
出来事によって感じた感情を一度しっかり受け止め、「これはこれ」と自分の中で納得してから、次に進んでいます。
反対に切り替えが遅くなってしまう人は、自分の気持ちを「感じきる」前に、無理やり蓋をしたり、否定したりしてしまいがちだとされています。
感情が解消されないまま残ると、頭の中で同じ出来事を何度も再生してしまい、かえって抜け出せなくなるようです。
「早く忘れよう」と急ぐより、一度「嫌だったな」とちゃんと認めてしまう方が、結果的に早く抜けられるのかもしれません。
参考:私の居場所をつくるカウンセリング「気持ちの切り替えが早い人と遅い人、その違いは”感じ方”にあります」

ずっと「気にしない練習」をしていましたが、むしろ逆だったんですね。
②「もしこうだったら」で、可能性を広げてみる
感情を受け止めたあと、視点を変える方法として「反事実的思考」というものがあります。
「もし〇〇だったら?」とほかの可能性を考えることで、出来事の捉え方を見直す方法です。
「もっと悪い結果もあり得た」と考えれば、今の状況への不満は和らぎますし、「もっと良い結果もあり得た」と考えれば、次への改善策が見えてきます。
失敗した直後は視野が狭くなりがちですが、あえて「別の可能性」を考える余白を作ることで、感情に飲まれた状態から一歩引けるようです。
例えば、電車に乗り遅れて予定が崩れたとき。
「あと1本早ければ」と悔やむだけでなく、「予定の電車は混んでいて疲れていたかもしれない」と考えてみる。
事実は変わらなくても、頭の中の物語が変わるだけで、気持ちの重さは違ってきます。
参考:STUDY HACKER「気持ちの切り替えが早い人は何を考えているのか。ネガティブ思考を手放す3つの発想の転換法」
③失敗を「学びの機会」と呼び直す
もう一つの方法は、失敗を単なる「間違い」ではなく「成長を助ける学びの機会」として捉え直すことです。
映画撮影のテイク(試行)のように、成功にたどり着くまでの一つのプロセスとして扱う、という考え方です。
言葉を変えるだけで、同じ出来事でも意味合いが変わってきます。
ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが…
以前、人見知りをしていた頃、「こう見られたらどうしよう」という不安の裏には「自分は相手にとって注目に値する人物だ」という前提があったことに気づいたことがあります。
「そんなに見られていない」くらいに思い直しただけで、急に気が楽になりました。
出来事そのものは変えられなくても、呼び方・捉え方は自分で選べる、ということなのだと思います。
気持ちの切り替えとは逆に、気分転換のつもりが逆効果になってしまう行動については、別記事でまとめています。
まとめ
- 感情を無理に蓋をせず、一度きちんと感じきる
- 「もしこうだったら」で、出来事の捉え方に幅を持たせる
- 失敗を「学びの機会」と呼び直す
気持ちの切り替えの早さは、生まれつきの性格ではなく、身につけられる技術に近いという考え方があります。
3つとも今日から試せることなので、引きずりやすい出来事があったときに、思い出してもらえたらと思います。



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